ミャンマーについて About Myanmar

ミャンマーは東南アジアで2番目に大きい国で総面積は約67万8500km2、日本の1.8倍あり、その国土は東西に936km、南北に2051kmに及びます。中国、インド、タイ、ラオス、バングラデシュの5ヵ国と国境を接しています。ミャンマーの北端はヒマラヤ山脈の東端にあたり、東南アジア最高峰のカカボラジ山（5881ｍ）があり、南北には西からヤカイン山脈、バゴー山脈、シャン高原の3つの山脈が走っています。主な川はエヤワディ川、シッタウン川、チンドゥイン川、タンルイン川などがあります。

正式な国名は2011年から「ミャンマー連邦共和国 Republic of the Union of Myanmar」になりました。国は7州と7管区に分かれています。7州はシャン州、カチン州、カヤー州、カレン州、モン州、チン州、ヤカイン州です。管区はヤンゴン管区、バゴー管区、タニンダリー管区、エヤワディー管区、マンダレー管区、ザガイン管区、マグエー管区です。

ミャンマーは多民族国家でビルマ族をはじめ、シャン族、カレン族、モン族、ラカイン族、カチン族の他、全部で約135の民族が分布し、華人、インド人を合わせると人口は6000万人に上ります。公用語はビルマ語で、少数民族はそれぞれの独自の言語を持っています。

宗教としては国民の85％が上座部仏教であり、他にはキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、アニミズムなどになります。

産業は農業が基盤であり、宝石類の産出国として有名で、石油、ガスなどの天然資源も豊富です。

一般にミャンマーの気候は熱帯モンスーン気候ですが、国土が南北に長いため地域によって異なります。大まかに中部から南部にかけて熱帯、北部は温帯になります。

一年は暑季、雨季、乾季の３つの季節にはっきり分かれます。暑季の３月中旬～５月中旬には平野部は日中大変日差しが強く、気温も上がります。ミャンマーで一年のうち最も盛り上がりを見せる水掛け祭りは4月中旬に行われます。平均気温は30－35°C。雨季の５月下旬～10月にはモンスーン気候特有の雨が降り続きます。特に６月から９月にかけて本格的な雨季となります。ヤンゴン周辺では午前中は降ったり止んだりで夕方集中して大粒の雨が降ります。乾季の11月～３月中旬は一年で一番過ごし易く、旅行シーズンとしては最適といえます。ミャンマー人も心待ちにしている季節です。朝晩は涼しくなりますが、日中は30°C前後まで上がります。平均気温は20－24°C。

日本との時差は2時間半です。ミャンマーで正午のとき日本で午後２時半となります。タイとは30分遅れになります。