シャン州 Tour Destination in Shan State

北シャン州はマンダレーからピンウールィンを越えたところです。マンダレーから北シャン州の州都ラーショー行きの鉄道があります。1903年、イギリス植民地時代に作られた鉄道で世界で2番目に高いと言われるゴッテイ鉄橋があります。北シャン州で有名な町はティボーとラーショーです。ティボーの近くにはミャンマーのお茶の葉生産地で有名なチャメーがあります。北シャン州の州都でも第2次世界大戦前に有名なビルマロードの中点の町です。第2次世界大戦でも戦争の被害を受けた町でもあります。1959年藩王の行政から国の行政へ変わった時からシャン州では反政府組織等が国軍との戦い等があり1990年代前までは治安の悪い所でしたが今現在は治安が良く中国との貿易が盛んな町です。一番有名なのはラーショー温泉です。

シャン州の州都で標高1430ｍの涼しいところにあります。インレー湖、カックーが近くにあり、中継地にもなります。5日に一度開かれるマーケットはいろいろな食材であふれています。タウンジーでは毎年11月か10月の満月の日にはダディンジュッというミャンマー最大の熱気球祭りが行われます。

ファウンドーウーパゴダはインレー湖上にあり、本礼拝堂真ん中の仏台に金箔を部厚く貼り過ぎて元々の姿が見えないの5体の仏像が置かれている水上寺院です。この仏像はバガン王朝時代アラウンシートゥー王がミャンマー全国を回った時に作った仏像と言われています。長年消えていましたが、村の人が発見して藩王に届け、現在のところへ運び寺院を造りました。毎年10月中頃～下旬には400年の伝統を持つファウンドーウー祭という、パゴダの仏像をカラウェイという伝統的な船に乗せて周辺の村々を回りお祈りする盛大なお祭りがあります。そこで世界中どこにも見られない「片足漕ぎのボートレース」が行われ、周辺の村から人々が集まって男女や年齢によって競い合います。

水上にあるガペチャウン僧院はインレー湖で有名な僧院です。僧院では僧侶が飼育している猫達がお客様の前でジャンプしたり、輪くぐりしたりしてお客様を楽しませる僧院として有名です。僧院の本堂にはシャン、チベット、バガン、インワ各時代のスタイルの仏像や仏壇がたくさんあります。昔の仏壇などが見学できる僧院でもあります。

インレー湖のファウンドーウーパゴダの西方へボートで30分行く所に8世紀頃に建立されたシュエインデインパゴダがあります。舟でそのパゴダへ行く途中には水牛と田んぼを耕している田舎の人々の生活などが見学できます。8世紀頃に建立されたシュエインデインパゴダとお店が並んでいるパゴダを巡るのが観光客に人気です。

第2のバガンとも言われるカックーは2000年9月に旅行者に開放されたばかりです。その歴史は12世紀に始まり、16世紀、18世紀に次々と拡張され、現在見られる膨大なストゥーパ群が完成されました。ビルマ、シャン、パオ様式が混在し、びっしりと立ち並んでいる様子は一見の価値があります。12世紀にアラウンシトゥ王の命令により、この周辺に住むシャン族とパオ族の各家庭がパゴダ1塔ずつを寄進し、16～18世紀の間にも人々が次々寄進したために現在では約2500塔の遺跡が見られると言われています。この遺跡群の中央にある白仏塔は紀元前のアショーカ王でインドと世界中に上座部仏教を広げた王です。北の入口には金色の豚の像があります。これはカックーの森を開くのに活躍した豚の精霊を記念した像と言われています。カックーの遺跡群に訪れる時、途中でパオ族の村を見学することもできます。

ピンダヤは南シャン州のアウンバーンの北40kmにあります。大きな湖に面したのどかな町です。丘陵の中腹にある洞窟寺院にはチーク材、大理石、漆で造られた8000体を超える仏像が納められています。伝説では昔天女たちがこの湖で水を浴び時間が遅くなったので洞窟で泊まりました。朝になると大きな蜘蛛が洞窟の入口を蜘蛛の糸で閉めていました。その時にシャン州に住む王子がやって来て蜘蛛を退治しました。昔は「蜘蛛をやっつけた」という意味の「ピングーヤ」からピンダヤになりました。洞窟内にはチーク材、大理石、漆で造られた8000以上の仏塔や仏像などが祀られています。

カローはタウンヂーの西約70km、ターズィーとタウンヂーの中間にある町です。標高1320ｍの年中涼しく、美しい町です。イギリス植民地時代ミャンマーで任務したイギリス人で定年退職後にイギリスへ帰らずにこの町で生活をしていた人もいました。そのため今でもコロニアルスタイルの洋館が何軒も見られます。現地ではビルマ族、シャン族、インド人やグルカ人が住んでいます。周辺の村にはバダウン族やパオ族が住んでいてその村を訪れることができます。

東シャン州はタイとラオス国境に繋がっています。その辺で観光に有名なのはタチレイとチャイトンの町です。タチレイはタイの北にあるメーサーイの向かいにあります。ミャンマーとタイの国境町の一つです。世界的有名なゴールデントライグルのひとつにあたります。メーサーイから日帰り観光でタチレイへ行くことができます。国境の貿易町としても知られています。

ネピドーはミャンマーの首都です。2006年当時の軍事政権によりヤンゴンから遷都されました。ネピドーはヤンゴン、マンダレー、シャン州などの中心部にあるので行政によい理由で変更しました。新首都では国際空港等建設中です。建物は国会議事堂、国の各省庁、ネーピド市役所、宝石博物館、動物園などがあります。2013年に開催予定の東南アジアスポーツ大会（SEAゲーム）、2014年のアセアン首脳会議のための建物などが建設されています。

チャイトォンはシャン州の東部、タチレイから170kmのところにあります。昔からシャン州の34藩王国の中でも一番大きい藩王国でもありました。町の中心部には大きな池があります。美しい景観を持ち、昔からの仏塔や仏像がある町のひとつでもあります。チャイトォン周辺にはアカ族、アン族等の村があり民族の生活をトレッキングをしながら見学できます。